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管理人:たろう358号
キャンプ歴10年以上。これまで訪れたキャンプ場は50ヶ所以上。焚き火の音、朝露の匂い、虫の声……自然の中で深呼吸する時間が、私にとってのご褒美です。
静かな田舎で暮らしながら、日々出会う季節の変化や小さな気づきを大切に記録しています。
このブログでは、キャンプの工夫や田舎暮らしの楽しみ方、たまに熱く語るスポーツや歴史の話などを、気ままに綴っています。
「ありがとう」と言いたくなるような一期一会の出会いが、どこかの誰かの癒しになりますように。

謝られても許したくない時の返事|気持ちに素直になる伝え方と心の守り方

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謝罪されても、どうしても「許す」って言えない時ってありますよね。

頭では「許してあげた方が楽になるのかな」と思っても、心がついてこない。そんな時、「自分って心が狭いのかな」「冷たい人間なのかも」って自分を責めてしまうことさえあると思います。

でも、それって本当に悪いことなんでしょうか。

実は、謝られても許せないという感情は、あなたが真剣にその関係と向き合ってきた証拠。傷ついた心を守ろうとする、ごく自然な反応なんです。

この記事では、謝られても許したくない時の返事について、関係性別の具体例や心理的背景、そして自分の気持ちを大切にしながら対応する方法を詳しく解説していきます。

無理に許す必要はありません。あなたの心を守りながら、後悔しない選択をするためのヒントが見つかるはずです。

以前こんなことがありました
会社でちょっとしたトラブルがあって、同僚のミスで自分の仕事が大幅に遅れちゃったことがあったんだよね。
向こうはすぐ「ごめん!」って謝ってくれたんだけど、その時の自分は正直、「いや、謝れば済むって思わないでほしい…」って気持ちが強かった。

別に怒鳴りたいとかじゃなくて、ちゃんと自分の大変さとか、影響受けた部分を理解してほしかっただけ。
だから「…うん、謝ってくれてありがとう。でも、正直今はちょっと許せる気持ちじゃないかな」って返した。

すごく重い空気になっちゃったけど、あとからその同僚が改めて話しかけてくれて、ちゃんと事情を聞いてくれたんだよね。
その時に「あ、気持ちを正直に伝えてよかったな」って思った。

謝られても許せない瞬間ってあるし、それを我慢して飲み込むより、ちゃんと距離感を保ちつつ伝えるのも大事なんだなって実感したことがあったね。

目次

謝られても許せない心理とは?

「許せない」は自然な防衛反応

謝られても許せないという感情は、決してあなたが冷たい人間だからではありません。

心理学的に見ると、これは心を守るための正常な防衛反応なんです。

人は深く傷ついた時、同じ痛みを繰り返さないよう無意識に心にバリアを張ります。これを心理学では「心理的防衛機制」と呼びます。

特に以下のような状況では、謝罪を受け入れにくくなるのが普通です:

  • 過去に同じことで何度も裏切られた経験がある
  • 謝罪の言葉と行動が一致していないと感じる
  • 自分の尊厳や価値観が大きく傷つけられた
  • 相手の謝罪が形式的で誠意を感じられない

こうした状況で「すぐに許せない」と感じるのは、あなたの心が「また同じ思いをしたくない」と必死に守りを固めているサインなんですよね。

信頼が壊れた時の心の仕組み

人間関係において、信頼は積み重ねで築かれますが、壊れるのは一瞬です。

そして一度壊れた信頼を修復するには、壊れた時の何倍もの時間と努力が必要になります。

信頼が損なわれると、脳は相手を「安全な存在」から「警戒すべき存在」へと再分類してしまいます。これは生存本能に基づく反応で、簡単には元に戻りません。

だから「ごめん」の一言だけでは、心が納得できないんです。

脳が求めているのは:

  • 具体的な行動の変化
  • 継続的な誠意の証明
  • 十分な時間の経過

謝罪の言葉だけでなく、これらが揃って初めて「もう一度信じてもいいかな」と思えるようになります。

日本文化特有の「許すべき」プレッシャー

日本には「水に流す」「丸く収める」といった、和を重んじる文化があります。

そのため、謝罪を受けたら「許すべき」「許さないのは大人げない」というプレッシャーを感じやすい環境なんです。

でも、よく考えてみてください。

許すかどうかは、あなた自身が決めていいこと。周りの空気や、相手の期待に応えるためじゃなく、あなたの心が納得できるかどうかが最も大切なんです。

「許さない選択」は決して自己中心的でも、わがままでもありません。

自分の感情に正直であることは、健全な人間関係を築く上で欠かせない要素。無理に許して表面的な関係を続けるより、自分の気持ちを大切にする方が、長い目で見れば誠実な対応とも言えます。

謝られても許したくない時の基本的な返事

感情を正直に伝える例文5選

謝られた時、気持ちに正直な返事をすることが、自分を守る第一歩になります。

以下、そのまま使える例文を5つ紹介します:

1. 時間が必要なことを伝える
「謝ってくれてありがとう。でも正直、今はまだ気持ちの整理がついていないから、少し時間をもらえるかな」

2. 謝罪は受け取るが許すとは言わない
「謝罪の気持ちは受け取ったよ。ただ、今すぐ許すことは難しいかな」

3. 何が傷ついたか具体的に伝える
「謝ってくれたのは分かるけど、〇〇されたことがすごく辛くて、まだその気持ちと向き合ってる最中なんだ」

4. 行動の変化を求める
「言葉で謝ってくれたのは嬉しい。でも、これから実際にどう変わるかを見ていきたいと思ってる」

5. 距離を置きたい意思を伝える
「今は少し距離を置かせてほしい。もう少し自分の中で整理してから、また話せたらいいなと思ってる」

どの例文も、相手を全否定せず、でも自分の気持ちには正直。こういう伝え方が、後悔のない対応につながります。

心を守る、優しい断り方のヒント集をわかりやすく、図解にした画像

LINEで使える短文返信テンプレート

LINEやメールでの謝罪には、対面以上に言葉選びが重要です。

短すぎると冷たく見えるし、長すぎると感情的に見えてしまう。そこで、バランスの取れた短文テンプレートをご紹介します。

冷静に距離を取りたい時
「ありがとう。今は少し考えたいから、時間をちょうだい」

即答を避けたい時
「気持ちは受け取りました。落ち着いてから改めて話そう」

相手の誠意を確認したい時
「謝ってくれたことは分かった。でも、本当にどう思ってるのか、もう少しちゃんと聞きたいな」

許す気はないと明確にする時
「正直、まだ許せる状態じゃない。ごめん」

関係を見直したい時
「今回のことで、お互いの関係を考え直す必要があると思ってる」

LINEでは、絵文字やスタンプで印象を和らげる人もいますが、真剣な場面では使わない方が無難。シンプルで誠実な文章の方が、かえって気持ちが伝わりやすくなります。

敬語で丁寧に断る言い方

職場や目上の人からの謝罪に対しては、敬語を使って丁寧に、でもはっきりと自分の気持ちを伝える必要があります。

職場の上司・先輩への返事
「お気遣いいただきありがとうございます。ただ、もう少しお時間をいただけますでしょうか」

取引先やお客様への返事
「ご丁寧に申し訳ございません。状況を整理させていただいた上で、改めてご連絡させていただきます」

形式的な謝罪への対応
「謝罪のお気持ちは受け取りました。今後の対応につきましては、改めて検討させていただきます」

距離を保ちたい時
「お言葉は承りました。少々考える時間を頂戴できればと存じます」

敬語を使うことで、感情的にならず冷静さを保ちながら、自分の立場も守ることができます。

丁寧な言葉遣いは、相手への配慮でもあり、同時に自分を守る盾にもなるんですね。

関係性別の返事の工夫

職場の人への冷静な対応

職場での人間関係は、プライベートとは違った配慮が必要になってきます。

感情をそのまま出してしまうと、その後の業務に支障が出る可能性もあるため、冷静さを保ちながら対応することが大切です。

基本的な対応の流れ

  1. まず謝罪を一旦受け止める
    「お話は伺いました」「お気遣いありがとうございます」
  2. 即答を避ける
    「業務に関わることなので、少し整理してから改めてお返事します」
  3. 必要なら第三者を交える
    「この件については、〇〇さん(上司など)にも相談させていただいてもよろしいでしょうか」

職場では「許す・許さない」という二択ではなく、「今後どう業務上の関係を続けるか」という視点で考えるのがポイントです。

感情と業務を切り分けることで、自分の心を守りつつ、プロフェッショナルな対応ができるようになります。

親に対する距離の取り方

親からの謝罪は、他のどの関係よりも複雑な感情が絡んできますよね。

幼少期からの記憶や、「親だから許すべき」という無言のプレッシャーもあって、素直に気持ちを伝えるのが難しい関係です。

でも、親子だからこそ、正直な気持ちを伝えることが大切なんです。

親への返事例

「お母さん(お父さん)の気持ちは分かった。でも、私の中ではまだ消化できていないことがあるから、もう少し時間がほしい」

「謝ってくれたのは嬉しい。でも、長年積み重なってきたものがあるから、一度では整理しきれないんだ」

「今すぐには答えられない。でも、ちゃんと向き合いたいとは思ってる」

親との関係では、完全に縁を切るのは難しいケースが多いですよね。だからこそ、自分のペースで距離を調整しながら、少しずつ関係を再構築していく選択肢もあります。

無理に許す必要はないけれど、完全に拒絶する必要もない。そのバランスを見つけることが、親子関係では特に重要になってきます。

彼氏・旦那への本音の伝え方

パートナーとの関係では、今後も一緒にいたいかどうかで対応が変わってきます。

関係を続けたいなら、感情をぶつけるだけでなく、建設的な対話を目指すことが大切です。

関係を続けたい場合の伝え方

「謝ってくれたのは分かる。でも、正直まだ許せていないんだ。なぜこうなったのか、どう変わろうと思っているのか、ちゃんと話したい」

「今は感情的になってるから、冷静に話せるまで少し時間がほしい。でも、ちゃんと向き合いたいとは思ってる」

関係を見直したい場合

「何度も同じことの繰り返しで、正直疲れてしまった。今回のことで、この関係について真剣に考え直す必要があると思ってる」

「謝ってくれたことは受け止める。でも、私たちの関係がこのままでいいのか、しっかり考えたい」

パートナーとの関係では、「許す・許さない」だけでなく、「この先どうしたいか」を見据えた対応が求められます。

感情だけでなく、理性的な判断も大切にしながら、自分にとって最善の選択を探っていきましょう。

友達との関係を保つ返し方

友達関係は、職場や家族とは違い、義務感ではなく好きだから続いている関係です。

だからこそ、謝罪を受けても許せない時は、その友情の価値を改めて考え直すタイミングかもしれません。

友達への返事例

「気持ちは受け取ったよ。でも、今はまだモヤモヤしてるから、少し距離を置かせてもらってもいいかな」

「ありがとう。でも正直、まだ傷ついた気持ちが消えてなくて。時間をかけて考えたいと思ってる」

「謝ってくれたのは嬉しい。でも、これからどうしていきたいか、お互い少し考える時間があってもいいんじゃないかな」

友達関係で大切なのは、無理に関係を続けようとしないこと。

本当に大切な友達なら、あなたの正直な気持ちを受け止めてくれるはず。逆に、あなたの気持ちを尊重できない相手なら、その関係は見直す価値があるのかもしれません。

友情は、お互いを尊重し合える関係だからこそ続いていくものですからね。

許さない選択をした後の心の整理術

罪悪感を手放す考え方

「許さない」選択をした後、多くの人が罪悪感に苦しみます。

「私って心が狭いのかな」「もっと寛容になるべきだったかも」と自分を責めてしまうんですよね。

でも、ちょっと待ってください。

許すかどうかは、あなたが決めていいことなんです。

罪悪感を手放すための考え方を3つご紹介します:

1. 「許す」は義務じゃない
誰かに謝罪されたからといって、必ず許さなければいけないルールなんてありません。あなたの心が納得していないのに、形だけ許すことの方がよっぽど不誠実です。

2. 自分を守ることは自己中心的じゃない
自分の心を大切にすることと、自己中心的であることは全く違います。境界線を引くことは、健全な人間関係を築く上で必要不可欠なスキルなんです。

3. 時間が経てば気持ちが変わることもある
今は許せなくても、時間が経つにつれて気持ちが変化することもあります。「今は許せない」という選択は、「永遠に許さない」という意味ではありません。

罪悪感は、あなたが優しい人である証拠でもあります。でも、その優しさを自分自身にも向けてあげてくださいね。

関係性を見直すタイミング

謝られても許せない時は、その関係性そのものを見直す良いタイミングかもしれません。

以下のチェックリストで、関係を続けるべきか考えてみましょう:

関係を見直すべきサイン

□ 同じような問題が何度も繰り返されている
□ 相手の謝罪が形式的で誠意を感じない
□ その人といると常にストレスを感じる
□ 自分が我慢ばかりしている関係
□ 相手が変わる努力をしていない
□ その関係があなたの心身の健康を害している

3つ以上当てはまるなら、その関係は見直す時期に来ているかもしれません。

関係性を見直すことは、相手を切り捨てることとは違います。

自分にとって健全な距離感を見つけるためのプロセスなんです。完全に縁を切る必要はなく、接触頻度を減らす、特定の話題を避けるなど、段階的に距離を調整することもできます。

大切なのは、その関係があなたの人生にプラスになっているかどうか。マイナスの方が大きいなら、勇気を持って距離を取ることも選択肢の一つです。

段階的に許すプロセス

「今は許せない」からといって、永遠に許せないわけではありません。
許しは、一瞬で訪れるものではなく、段階的なプロセスを経て少しずつ形になっていくものなんです。

許しのステップ

ステップ1:感情の受容(1週間〜1ヶ月)
まず、自分の怒りや悲しみを否定せず、しっかり感じ切ることが大切。「許せない」と思う自分を受け入れます。

ステップ2:距離を置く(1〜3ヶ月)
相手との物理的・心理的距離を確保。この間に冷静に状況を振り返る時間を持ちます。

ステップ3:相手の視点を考える(2〜6ヶ月)
感情が落ち着いてきたら、相手がなぜそうしたのか、別の角度から考えてみる。これは相手を擁護するためではなく、理解を深めるためです。

ステップ4:対話の再開(タイミングは人それぞれ)
もし関係を続けたいなら、冷静に話し合える状態になってから対話を再開。

ステップ5:条件付きの許し(半年〜数年)
「完全に許す」ではなく、「一緒にやり直してみてもいいかな」くらいの気持ちから始める。

ステップ6:真の許し(時間は人それぞれ)
もしかしたらここには到達しないかもしれません。でも、それでいいんです。

大切なのは、自分のペースで進むこと。焦って許そうとする必要はありません。

許しは、相手のためではなく、自分が前に進むために選択するものです。自分の心が納得するまで、じっくり時間をかけていいんですよ。

よくある質問

許せない自分は冷たい人間ですか?

全くそんなことはありません。許せないという感情は、あなたが真剣にその関係と向き合ってきた証拠です。

簡単に許せる人は、そもそもそれほど深く傷ついていなかったか、自分の感情に鈍感な場合が多いんです。むしろ、許せないと感じるあなたは感受性が豊かで、誠実な人だと言えます。

心が狭いのではなく、心が正直なだけなんですよ。

どれくらい時間を置くべきですか?

これには正解がありません。人によって、また状況によって大きく異なります。

数日で気持ちが落ち着く場合もあれば、数ヶ月、時には数年かかることもあります。大切なのは、「〇日経ったから許すべき」という外部の基準ではなく、あなた自身の心が納得できるかどうかです。

目安としては、その出来事を思い出しても激しい感情が湧き上がらなくなったら、対話を再開する準備ができているサインかもしれません。

謝罪を完全に無視するのはありですか?

一時的に返答を保留することは全く問題ありませんが、永遠に無視し続けるのは関係の終わりを意味することが多いです。

もし関係を完全に終わらせたいなら、無視も一つの選択肢。でも少しでも関係を続ける可能性があるなら、「今は答えられない」という意思表示だけでもしておく方が、後々の選択肢を残せます。

どちらを選ぶかは、その関係があなたにとってどれだけ大切かによって決めていいんです。

まとめ:自分の心に正直であることが、何より大切

この記事のポイントを振り返ります。

  • 謝られても許せないのは、心を守る自然な防衛反応
  • 許すかどうかは、あなた自身が決めていい
  • 関係性によって適切な返事の仕方は変わる
  • LINEでは短く冷静に、対面では具体的に伝える
  • 職場では感情と業務を切り分けた対応が重要
  • 親や パートナーには、今後の関係も見据えた伝え方を
  • 許さない選択をしても罪悪感を持つ必要はない
  • 許しは段階的なプロセスで、時間をかけていい
  • 関係性を見直すことは、自分を守る正当な選択

謝られても許せない時、一番大切なのは自分の心に正直であることです。

世間の常識や、相手の期待に応えるために無理に許す必要はありません。あなたの感情は、あなただけのもの。誰にも否定される筋合いはないんです。

許すことが美徳とされがちな社会ですが、自分を大切にすることも同じくらい尊い選択なんですよ。

この記事が、あなたが自分の気持ちと向き合い、後悔のない選択をするための一助となれば幸いです。

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